コーヒーの木の病気のお話♪

今ちまたで問題になっている「口蹄疫(こうえていえき)ですが、
伝染病ですね。もちろん人間に害はないとのことですが、
農家さんにとっても私たち消費者にとっても、とっても心配な出来事です。

さて、コーヒーの木がかかる病気に「サビ病」があります。
葉っぱがさびたような模様になってされてしまう病気です。
銹病を引き起こす菌は7000種もあるとされコーヒーの木だけではなく、
大豆、小麦などにも感染します。

またこの病気は伝染力が強いので未だに根絶はされていません

さて、今ではセイロン紅茶で有名な、スリランカですが、以前はコーヒーの産地でした。
しかし1860年頃この銹病にやられて、コーヒー農園は壊滅的なダメージを受けました。

その為、スリランカはコーヒーの栽培を辞め、紅茶を作るようになったというわけです。

このときの銹病は広い範囲に広がったため、耐性の弱いアラビカ種から耐性のあるロブスタ種に
転作をした国もあります。

コーヒーの生産国は銹病に強いロブスタ種とアラビカ種を交配し新品種を開発しました。
味がよくて病気に強くてたくさん採れる品種が望まれたのですが、
ロブスタ種の交配でなかなかおいしいコーヒーは難しかったようです。

当時は技術も発達していなかったので、伝染病対策は大変だったんだろうなと
思います。

早く収束してほしいと心より思っています。