コーヒー豆知識の過去分
エルサルバドルのお話
エルサルバドルのお話。
今回の最後の国はエルサルバドルです。
舌をかみそうな名前の国です。
最終地エルサルバドルへは、コスタリカから
飛行機で移動です。
朝6:30の飛行機ということで、とってもリッチなホテルに泊まったのにも
関わらず、滞在時間が6時間という最短時間でチェックアウトでした。
もったいなかったなぁ
コスタリカの空港に着くとチェックインカウンターまで長い列が出来ています。
列の最後尾を探すとなんと空港の外までつながっていました(笑い)
これは出発までにチェックイン出来るのか?と不安になりましたが
何とか搭乗出来ました。出発はやはり20分ほど遅れました。
入国の係官が女性でまず聞かれたのが「スペイン語はしゃべれるか?」
どうやら英語が苦手のようです。私も英語が苦手なので(笑い)
分からないもの同士なんとかわかり合えました(笑い)
仲間達に比べて私だけやたら時間が掛かったようでした。
危ない国という評判で、ちょっと警戒しましたがとても明るい空港で
雰囲気もフリーでした。
ただし、国道の両端にはブリキで出来た家がたくさんあり、
貧富の差が相当あるように感じました。
エルサルバドルの面積は九州の約半分です。
コーヒーの生産は国の重要な産業で、輸出の半分がコーヒー豆です。
農園のお話は次回に
エルサルバドルの様子は
↓
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/180.html
最初に♪
このページは、毎週金曜日にメールにて配信をしています、
「毎週お便り」の中から、コーヒー豆に関しての豆知識を
抜粋して記載しています。
コーヒー豆の保存方法
コーヒー豆の保存方法は、多くのお客様がお聞きになるポイントです。
コーヒー豆が劣化する条件は「高温」「多湿」「紫外線」です。
これらからコーヒー豆を遮断すれば、コーヒー豆は長持ちします。
*豆での保存
コーヒーミルをお持ちの方は、豆のままで保存してください。
お届けしてから2週間以内に飲みきるのであれば、
涼しいところに置いておけば大丈夫です。
それ以上保存するなら、お届けした袋ごとジップロックに
入れて、出来るだけ中の空気を抜いて、冷凍庫に入れてください。
解凍は不要です。凍りません。
*粉での保存
粉で保存の場合は、3日以内であればそのまま涼しいところに
置いておけば大丈夫です。
香りは飛びますが味は持ちます。
それ以上保存するなら、豆と同様にジップロックに入れて
出来るだけ中の空気を抜いて冷凍庫に入れてください。
コーヒー豆(粉)は時間と共に劣化します。
出来るだけお早めにお飲みください。
どんなにおいしいコーヒーも
時間が経てばおいしくなくなりますよ。
コスタリカのお話4
コスタリカのお話。
コスタリカに入国して3番目に訪問したのは
「ラ・ピラ農園」です。
ラ・ピラ農園は昨年販売をしてとっても人気のあった豆です。
この農園に行くために峠を越えたのですが、標高が何と3000m!
車内で一緒に行った皆さんとビックリしました!
農園の標高は1600m付近です。
La Piraをかたどったレリーフがありました。
今年はナチュラル精製の豆に挑戦しているとのことで
飲ませて戴きました。
私的にはかなり気に入りました。
みんなでまとまれば是非買いたい豆でした。
農園の特徴は向かしながらのと言ういい方がぴったりですが、
羊に雑草を食べさせたりしています。
果肉とミューシレージと石灰を混ぜて発酵させ燃料として使う
なんてことにも取り組んでいました。
コスタリカの農園訪問記は
↓
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/179.html
コスタリカのお話3
コスタリカのお話。
コスタリカに入国して2番目に訪問したのは
「クレストネス」です。
クレストネスは昨年販売をしてあっという間に売り切れた豆です。
「クレストネス」とは石の名前だそうです。
この地域の農家さん達が美味しいコーヒーを作ろうと
取り組みをしたプロジェクトの名前が「クレストネス」です。
ですので農園の名前ではありません。
「クレストネスプロジェクト」とでも言いましょうか。
この地域の土壌は、昔氷河が運んできた石、岩の上に
土が被さって出来ています。
水はけが良く、火山灰の土壌でミネラルが多いと言っていました。
見せて戴いた農園は「アラスカ農園」です。
↓
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/178.html
地形の関係で寒暖の差が大きく日中30℃、朝晩が12℃くらいと言う
一日で18℃も差があります。
精製所は最新式の機械が入っていました。
水の使用量を少なくできると言っていました。
ここでもエコの話が出ました。
乾燥所は屋根が掛かっていて、雨対策が施されています。
とっても粒の揃ったコーヒー豆が印象的でした。
今年も是非飲んでみたいコーヒー豆の一つです。
コスタリカの農園訪問記は
↓
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/177.html
コーヒーの歴史
コーヒーの発見説には2つあり、一つは↓ *イエメン説 シェイク・オマール(Omar) コーヒーの発見を説明する文章には必ず登場する名前です。 イエメンのモカに住んでいた彼が、えん罪を着せられ山の中を餓死寸前で歩いていたとき、 小鳥が木の実をついばんでいるのを見て、自分もこの実を煮だして飲んでみた。 そうすると気力が充実したので、彼はこれを病人に飲ませて、大勢の人を 病気から救った。 そして彼はその行動が認められて、モカに帰ることが出来た。 というものです。 モカコーヒーの名前の由来は ↓ //www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/entries/118.html もう一つが↓ *エチオピア説(カルディー(KALDI)) エチオピアの山羊飼いのカルディー(KALDI)という少年が、 興奮している山羊を見てコーヒーの実を食べていることに目を付け、 修道院の僧侶と一緒にその実を食べてみたところ、 気分爽快となり、僧侶仲間に紹介され広まったというものです。 嗜好品と言うよりはクスリとしての扱いですね。 コーヒーを焙煎して(火を通して)飲むという習慣は、 最近のことらしいです。 コーヒーの発祥の地は、どちらかというとエチオピアというのが 定説とされています。 ちなみにカルディーコーヒーさんってこの少年の名から付けたんですねきっと。 ちょっと考えながら飲むと面白いですよ♪
コーヒー豆の精製方法 ナチュラル精製
↑収穫してきたチェリー
↑天日干しされたチェリー
コーヒー豆のドライヤー(乾燥機)です。
ドライヤー(乾燥機)です。水分の調整を行います。
コーヒー モカの秘密♪
●モカの秘密♪
秘密なんて大げさですが、知ってびっくりですよ。
日本人が愛してやまない「モカ Mocha」
美味しい酸味とコクが相まって、私も大好きです。
コーヒーのことはよく分からないんだが、とりあえず席に座ったら、
「モカ」と注文されるお客様の多い事(笑い)
では「モカ」ってどこの豆?と聞かれると「??????。。。。」
意外に知られていないんですよね。
答えは「イエメンとエチオピア」です。
二つの国の豆の名が「モカ」??????意外でしょ?
いろいろな説があるのですが。モカはイエメンの港町の名前です。
モカ港から輸出されたコーヒー豆が「モカ」と呼ばれるようなり、
紅海をはさんだ反対側の国エチオピア産のコーヒー豆も
イエメンのモカ港から輸出されたため、こちらも「モカ」と呼ばれるようになった
そうです。(これが有力説)
モカ港は砂が溜まってしまい、もう100年以上前に閉鎖されてしまいましたが
名前は残ったというわけです。
ですので、コーヒーを生業にしている人たちは、区別するために「モカ」の前に
国の名前を付けて「エチオピアモカ」「イエメンモカ」と呼ぶ人もいます。
イエメン産は「モカマタリ」などと呼ばれています。
今当店にお出ししている豆は「エチオピアのモカ」です。
もちろん味も違うのですが、味のお話はまた今度。
モカって書いてあるメニューを見たら「これはイエメン?エチオピア?」と
思いを馳せてくださいね。
コーヒー豆と栽培標高の関係
●ブラジルのお話と標高♪
2008年7月にブラジルへ行ってきました。
旅の様子は↓
//www.ko-hi-koubou.com/hpgen/HPB/categories/39562.html
いやーーーー遠かった!
成田からアメリカのダラスまでが14時間。
そこで3時間乗り継ぎの時間調整後、サンパウロまで10時間。
計27時間!! 乗客は横になって寝ていました。(笑い)
でも。。。。「食べな!」って起こされるんですよ。
機内食を配っているCA(キャビンアテンダント)さんに。
それで、水を渡されて「食べたくなければ歩きな」って言われて。。
周りを見るとみんなが歩いている。。
そうか!エコノミー症候群対策でした。やさしいんだか怖いんだか。。
皆さんはブラジルって聞くと、灼熱のサンバ、暑い、南の国なんて想像をされると
思います(勝手に決めつけていますが。。)
日本が7月って事は、南半球のブラジルは冬なんですよ。
しかもブラジルは日本の面積の24倍(!!)もある国です。
南北も広く、気候帯も変わります。
さらにコーヒーの産地は山の上でタダでさえ朝晩は冷え込む。。
これを忘れていた私。。。トレーナーを1枚持っていったくらいで
大丈夫だろうなんて思っていたら、なんと朝晩が寒い寒い!!
ホテルの毛布を4枚くらい借りてきて巻き付けて寝ていました。
部屋にはカーテンがないから窓から冷気が降りてくるし、
シャワーはみんなが同時に使うとヒーターの電圧が下がって水になるし。
(泊まったホテルのシャワーは、ボイラーで沸かしたお湯でお湯を貯めておく
のではなく水道の出口にヒーターがついていて、水を温めてお湯にするのです。)
とても愉快な旅でした。はははっ(笑うしかない)
まだまだ、面白いお話がありますが、また今度。
7月は日中は30℃を超えますが。朝晩は10℃以下まで下がります。
この20℃の温度差が美味しいコーヒーを産むわけです。
(やっとコーヒーの話が出てきた)
日中と朝晩の温度差があると実が締まり堅い実(豆)が出来ます。
堅い実(豆)は水分が外に出にくいため、長い期間おいしさが続くわけです。
新米が時間が経つと水分が抜けて美味しくなくなるのと同じです。
ですから一般的には、コーヒー豆は標高の高い地域の方が美味しい豆が作られます。
もちろん何をどうやって作るかが決め手ですが。
また、標高が高くて温度差のある環境の厳しいところでは、
コーヒーの実は多く採れません。
ですから、美味しくなる豆を植えて手間暇掛けて育て、値段を高くするわけです。
ちょっと話は飛びますが、ガテマラではコーヒー豆の作った標高でグレードが決められます。
標高の一番高い地区の豆は「SHB(ストリクト・ハード・ビーン)」と呼ばれ、
標高の低い豆より高値で取引をされます。
もちろん固い豆が全て美味しい豆とは限りませんよ。
ちゃんとカッピングをして、味の良いものだけを
戴きます。
カッピングのお話はまたいつか。
ガテマラ-サンタカタリナ農園
//www.ko-hi-koubou.com/SHOP/s401.html
標高の低い(500mくらいから)エリアは一年中暖かいので、
たくさんのコーヒー豆がとれますが美味しい豆が作れません。
ですから、大量に穫れるコーヒーの木を植えます。
その木は、缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われる
カネフォラという品種です。
このお話はまたいつか。